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考えること

今週末はUNKNOWN ASIAにはじまり、城下さんのトークショーinラガルリ、ART STREAMという流れでで多くの作品を見た。
作品を見ること、聞くことでいろいろな視点の新しさを感じれて驚かされる。その感覚が心地よい。

城下さんのトークショーは中でも参加者を巻き込んだ考える場となっていた。
トークショーは作家の城下さん、展示構成、ギャラルーのオーナーの河上さん、学芸員の福元さんの3人で行われた(司会はインカーヴの林さん)。

みんなそれぞれ絵のことについて真剣に考え、疑問に思い、自分なりに整理しようとするもうまくいかず、頭の中にひっかかるものを残して終了。
たぶん、それがこのトークショーの意図するものだった気がする。

印象的だったのが、学芸員の福元さんが言ってた、「絵にはっきりとした答えはなくても問いはあってほしい」ということ。
なるほどと納得する。
ただ、個人的には、城下さんの絵それ自体には「問い」はないのかもと思う。
「問う」という次元とは違うところにいる気がする。

でも結局は「問う」こと以前の「描く」という行為ってなんなのかという問いを僕らに与えてくれた。
そういう意味では「問い」はあるけど、なんだか頭がぐちゃぐちゃ。

まあ、説明ができないものこそ魅力をかんじるから、当然なんだけど。

by reverse-products | 2016-10-03 10:42 | アート


イラストレーター、画家、リバースプロダクツ代表のトヨクラタケルによる日記です。


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